大江慎也7 Things're being tough(番外篇)

2006年夏、大江のソロライブを夜行バスで新宿LOFTまで観に行った。朝5時に着いて、ほな、どないせぇちゅうね、とライブ開始時間まで新宿、渋谷と「ブラブラ電気の街を」(PANTA 『マーラーズパーラー』)歩きまわって新宿公園で眠り、ライブ1時間前にアルコールを仕込み、いよいよライブ会場。隣になんと、大江の母上が立っていらっしゃって、昔からの地元のファンらしき人と話していらっしゃった。「最初からこうしてたら良かったのよ(池畑、花田でやること)」という言葉が聞こえた。
ライブについては、脱退後のへろへろな過去を払拭する、エネルギーに満ちたものだった。アンコールでルースターズの曲が次から次と演奏され、合唱、に次ぐ合唱。そして、大江の「トゥデイズ スペシャル」というMCでアルバム未収録の傑作『go fuck』がはじまった。
「さぁ きみの胸をかかえ 柔らかい尻を抱いて やってもいいかい 今すぐに きみの細い腰に ぼくの両手をまわして とてもふくよかな あそこを食べて とまどわなくてもいいから 静かに 息を感じて じっとみつめて あつい電球をつかんで 口笛吹いて 声たからかに 腰をふるわせよう ベッドの横から 身をのりだして 動悸は 波うち 肌は 汗ばむ 快楽の喜びに泣こう つるつると始めよう ARE YOU FINE? ARE YOU FINE? 服は 床に 脱ぎすてて うっとりと 仕込もう 背骨が 折れるくらいに」
最後はさすがにガラガラになった声で、ソロアルバムから「何処へいこうか」を歌う。途中までガラガラだった声が、突然、朗々としたものになる「抑圧された若い人が叫ぶのをきいたことがある うつむいて歩く人がいた、やがて彼らは旅立って行った(略)みんな口々に言う、好きな事をしよう。みんなそのために生きているんだと、みんなそのために生きているんだと」
まだ音楽に希望はある。涙が出てきた。音楽は何のためにあるのか、すこしわかった気がした。音楽にとって、価値はどこにあるのかが。

大江さんの母上はかくしゃくとした足取りで新宿の街に消えて行った。

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はじめまして。
最近、ルースターズ・大江慎也のファンになりました。彼の事が知りたくて、知りたくて仕方ありません。色々情報を調べてると此処に辿り着きました。色々と勉強になります。『go fuck』聞いてみたいです。

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